メニュー
プロジェクトマネジメントにおけるコスト見積もりとは何でしょうか?
9分程度でお読みいただけます
プロジェクトマネジメントにおけるコスト見積もりとは何でしょうか?
プロジェクトにとって予算は最も重要なものです。プロジェクトはマテリアルや労働力があってこそ実現し、マテリアルや労働力にはコストがかかります。現在の経済の状況を考えると、企業はクオリティやスコープの維持または向上を望みながら、マテリアルや労働力にかかるコストを削減しようとしています。コストを最低限に抑えながら、プロジェクトを実現できる予算をどのように立てればいいでしょうか?そのためには適切なコスト見積もりが重要になってきます。
プロジェクトマネジメントにおけるコスト見積もりは、決められたスコープ内でプロジェクトを完了するために必要な資金およびその他のリソースを予測するプロセスです。コスト見積もりはマテリアルから労働力までプロジェクトに必要な要素で構成され、その合計額がプロジェクトの予算となります。初期のコスト見積もりによって組織はプロジェクト実行を承認するかどうかを判断し、承認されればコスト見積もりはプロジェクトのスコープ決定における要素になります。コストの見積もりが高すぎると、組織はそれに合わせてプロジェクトを縮小する可能性もあります(またプロジェクトの資金確保も開始しなければなりません)。プロジェクト開始後は、コスト見積もりを使用して、プロジェクトの予算を維持するために、すべての関連コストを管理します。
プロジェクトマネジメントおけるコスト見積もりの要素
コスト見積もりプロセスで考慮するコストには2つの種類があります。
- 直接経費:部門、またはプロジェクトそのものなど、1つの領域に関連するコストです。直接経費には一定の労働、マテリアル、設備などが含まれます。
- 間接経費:組織全体で発生するコストを意味し、用役費や品質管理などが含まれます。
この2つのカテゴリーの中で、コストを見積もる際に考慮する代表的なものには以下が含まれます。
- 労働力:プロジェクトを実行するプロジェクトチームメンバーにかかるコスト。賃金および労働時間を含む
- マテリアルと設備:プロジェクトに必要なリソースにかかるコスト。物理的なツールからソフトウェアおよび法的許可などを含む
- 施設:該当組織が所有していない作業スペースの使用にかかるコスト
- ベンダー:第三者ベンダーや業者の雇用にかかるコスト
- リスク:リスク削減のための緊急時対応策にかかるコスト
参考文献:
障害を取り除き、明確性を見出し、ゴールを超えていく
最も強力な作業管理ソフトウェアを手元に、全てのことを実現