プロジェクトマネジメントエクスペリエンスとは何でしょうか?
プロジェクトマネジメントエクスペリエンスとは何でしょうか?
プロジェクトマネジメント関連の職に応募する場合、またプロジェクトマネジメントに関する資格を取ろうとする場合、「プロジェクトマネジメントの経験」について聞かれることがあると思います。例えばプロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)の例を挙げると、PMIは、プロジェクトの先導また指揮において4万5000時間以上の経験が必要です。Certified Associate in Project Management(CAPM)の資格を取るには1500時間以上の経験、または関連コースを23時間以上受講する必要があります。プロジェクトマネジメントの経験は、多くの職やコース受講の際に明らかに必要不可欠な条件ですが、プロジェクトマネジメントの経験とはどういうものを指しているのか?またどのように経験を積むことができるのか?と思っておられるかもしれません。
プロジェクトマネジメントの経験とは何を意味するのでしょうか?
プロジェクトマネジメントの経験とは、プロジェクトのプラニング、先導、指揮、管理に費やした時間を指しています。プロジェクトマネージャーとしての代表的な責任範囲には以下が含まれます。
- プラニング:発想から達成までプロジェクト全体を誘導し、スコープ、必要なリソース、予測されるタイムフレーム、コミュニケーションにおける戦略などを明確にする
- 先導:プロセスを通してチームを先導するために、優れたコミュニケーションスキルと対人スキルが求められる
- 実行:プロジェクトの進行に必要な具体的活動に従事する
- 時間管理:メンバーの作業をスケジュール通りに進め、問題が発生した際はその解決に努め、チームメンバーおよび他のステークホルダーと効果的にコミュニケーションを取る
- 予算:プロジェクトの予算を立て、超過しないように努力する。財政面で予想外の問題が発生した場合はその解決に努め、必要な場合はリソースを再配分する
- 文書化:データ収集およびステータスレポートなどのツールを使ってそれぞれの進捗状況の記録を取る
- メンテナンス:すぐれた成果物を継続的に生み出すプランを立てることは不可欠であり、トラブルシューティングやメンテナンスもこれに含まれる
以上のような活動は、すべてプロジェクトマネジメントにおける経験と見なされます。
プロジェクトマネジメントエクスペリエンスを得る方法
まず、できることから始めましょう。プロジェクトマネジメントの経験を得るために「プロジェクトマネージャー」の肩書は必要ありません。当業界の熟練者であるフランク・ライル氏は数年前、Fast Companyに対し、「多くの人は自身の業務の中でプロジェクトをこなしています。それを知らないだけです。ソフトウェアは多くのものを自動化しましたが、目標やリソース、プロダクトを自動化したわけではありません。これらはまだ様々な作業の中に存在するのです」と語っています。
上記にリストアップした作業を実地で行うことがプロジェクトマネジメントの経験と見なされます。これまでに実行した役割責任を見直して、これらに相当する経験があるかどうかを考えてみてください。経験がない場合は、社内の小規模なプロジェクト管理を進んで引き受けたり、メンターについてシャドウイングをしたり、実習プログラムに参加して、プロジェクトマネジメントの実践や原則を学び、ネットワークを構築すれば、プロジェクトマネジメントの仕事を得る可能性もあります。
貴社にプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)がある場合は連絡を取り、経験を得るためのアドバイスを求めます。PMOがない場合は、上司および人事部とPMOの設定について相談してみてください。経験を積むこと、また自発的に行動することが今後の大きな成功につながります。
最後に、クオリティの高いプロジェクトマネジメントコースを受けることも1つの手段です。貴重な業界知識や経験を得られるだけでなく、同じ考えを持つ人たちとの繋がりができ、将来のプロジェクトマネジメントの職につながる可能性もあります。
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